「母の日は、生花店のいちばんのかき入れ時だ。長蛇の列をつくるお客と、次々搬入される大量のカーネーション。それを捌く店頭は、さながら戦場の様相を呈する。怒濤のようなその1日を、青山フラワーマーケットは、心地よい疲労感とともに乗り切った。

売り上げトップクラスの店舗では、この1日で販売額が600万円を突破。朝10時から夜8時まで店を開けたと仮定すれば、平均して1分間に1万円以上の花が売れていった計算になる。