売上に惑わされるな
近年企業は、あえて利益を出さないスタイルで経営をするところもある。売上を伸ばしていくことを最優先にしている企業群だ。
これに対してメアリー氏はこんな格言を紹介してくれた。
“Revenue is vanity, profit is sanity and cash is reality.”(売上は虚栄、利益は健全、キャッシュは現実).
保守的な投資をするためには、あくまでも利益ベースで見た方が失敗は少ないだろう、ということだ。
以上、これまで3回にわたって、世界の投資の賢人の話を紹介してきた。ジム・ロジャーズ氏、ジェレミー・シーゲル氏、メアリー・バフェット氏の3人だ。記事で紹介したのはGFSの講義のごく一部だが、皆さんの投資判断の参考になっていれば幸いだ。
コロナ相場では初心者ほど投資に熱をあげているように感じている。このため今回はかなり保守的な内容となった。流行り物への投資はどこかで躓く。ぜひ長期で利益がでる堅実な投資を実現してもらいたい。
コロナで経済がダメージを受けた時こそ、割安な優良企業の株を持ち、経済の循環を良くしていきたい。株式投資というものは、世界の成長=皆さんの資産の成長である。皆さんと私達で共に正しい投資を学んで実行し、投資で世界経済を良くしていきたい。