「断られたら次」の「次」を持つ

「傷つかない自分をつくる」から、もう一歩ステップアップしてみましょう。

「傷つかない自分」をつくり、かつ相手より精神的に優位に立つ方法があります。

「依存先」を増やすことです。

パーティーで、気になる女性をひとりだけ見つけたとします。デートに誘ったら断られてしまいました。あなたは落ち込むでしょう。

なぜ落ち込むのか。それは「その女性に断られたら終わり」という状況で断られてしまい、「断られたら次へいく」という切り替えができないからです。

もしも気になる女性が複数いれば、「仮に断られても、次へいけばいい」と前もって予防線を張ることができるため、誘いを断られても落ち込みません。それどころか、「仮に断られても、次へいけばいい」という心の余裕がプラスに働き、適度な軽さで誘うことができて、デートの誘いにOKが出やすくなりさえします。

「断られたときの心理的ダメージが少なくなる」「心に余裕ができて、デートの誘いが成功しやすくなる」。これが「依存先」を増やすことによる2つの効果です。

ホストさえ手玉にとる、ある女性のふるまい

「依存先」を増やす。

これは単純でありながら、なかなか強力な作戦です。タイミングによっては、恋愛が「本職」であるはずの私たちホストも手玉にとられます。

私の知り合いの女性は、ホストクラブを5軒ほど股にかけています。

ある夜はクラブAでお酒を飲み、ホストに「あなた今日、アフター(お店の営業時間後にお客さまとデートすること)できる?」と聞きます。ホストが「ごめん、今日はアフターできない」と答えると、「じゃあいいや。クラブBにいくから」と店を出るそぶりを見せるのです。

クラブAのホストからすれば、「常連さんが自分を指名してくれた。売上が立つ」と思った瞬間、その「売上」をクラブBのホストに取られると考えます。だから必死にスケジュールを調整して、その日のアフターをOKにしてしまいます。

しかし現実には、その女性は、クラブA~Eという5つのお店で、まったく同じ手を使っているのです。

「よっぽどのお金持ちなのだろう」と思いきや、さにあらず。彼女はアフターではびた一文出しません。ホストのほうが「彼女にお店でお金を使ってほしい」「彼女を手離したくない」と考えてしまいますから、お店の外では自らお金を出してしまうのです。

もしもクラブAのホストが彼女に愛想を尽かし、「もういいよ。店に来ないで」と付き合いを切ったとしても、彼女にはまだクラブB~E、4つの「依存先」が残っています。たいしたダメージではありません。

しかも、依存先が多いことで、ホストたちは彼女の誘いに「重さ」を感じません。「こじれたら変なことになりそうだな……」と身構えることなく、気軽にアフターに付き合うことができます。

結果、彼女にとって得にしかならない関係性が、ここにできあがっているのです。