まずは「入口」を広げる

「依存先」を増やすために有効なのが、「入口」を広くとることです。

ビジネスの世界でいえば、「新規入会者限定キャンペーン」や「初回限定割引」などのサービスがこれにあたります。とにかく「依存先候補」を多くつくり、その中で縁のあった人を「依存先」としていく考え方です。

信長『1分で相手の「心」を開かせる メンタルトーク』(KADOKAWA)
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ホストの世界にも「初回」と呼ばれる限定サービスがあります。

新規のお客さまを「3000円、90分飲み放題」などの低料金でもてなすのです。

ありていにいえば、ホストは「安いお酒を高く売る」のが仕事です。「イメージ」と「雰囲気」が勝負の世界ですから、基本的には、安売りは御法度とされています。

ただし「初回」は別。まずはハードルを下げて「ホストクラブ」という場所と「ホスト」である私という人間を知っていただき、「2回目以降はこれくらいお金がかかるんだよ」という価格設定も知っていただいた上で、それでも気に入ってくれた人に、2回目以降も来てもらう。よくできたサービスだと私は思います。

「安売りはブランドイメージが崩れる」と言い、どんな相手にも決してハードルを下げない人がいます。

しかし私は、この考え方に賛同できません。

新しく顧客になってくれる人をこちらから絞ってまで保つブランドイメージに、果たして何の意味があるのでしょうか。

まずは「入口」を広げ、低料金でもてなす。2回目以降は正規料金。売りものが本当に「いいもの」であれば、これでも十分、ブランドイメージは保つことができます。

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