結構あるある奇妙な和製英語

ライアンさん(仮名)
香港出身の20代男性。日本のベンチャー企業でデータサイエンティストとして活躍する若きホープ。日本語は「チョットだけ」。趣味は読書。何か意見するときに、すぐ哲学者の名前を引用するのが鼻につく。
スティーブさん(仮名)
日本の有名商社に勤める30代アメリカ人男性。日本語はペラペラ。酔っぱらうと女の子にdrunk text(俗語。酔った状態でメールすること)をしちゃう。無視されても翌朝「ごめん、酔っぱらってた」と会話をつなげる。
カナコさん(仮名)
アメリカ歴12年の帰国子女。アラサーとアラフォーの間。「やる気、元気」の井脇ノブ子氏にどことなく似ている。漢字と虫が大の苦手。日本の出版社に勤務するが彼氏はマスコミ嫌いでギクシャクしている。

【ライアン】こんにちは、香港出身のライアンです。3年前にビジネススクールに通うために来日し、今は都内のベンチャー企業に勤めています。

コピー スペースを保持している若い大人 placard 思想泡
写真=iStock.com/Rawpixel
※写真はイメージです

【スティーブ】初めまして。アメリカ出身のスティーブです。日本の商社に勤めています。日本にきて、もう10年くらいたつかな。会社では海外企業との取引の窓口などをしています。

【カナコ】カナコっていいます。日本生まれですが、親の仕事の関係で小学校1年生のときにアメリカに渡って、高校卒業するまで向こうでした。大学のときに日本に戻ってきて、今は東京の出版社に勤務しています。日本人ですが英語はネイティブレベルに近いかな。

【ライアン】さっそくだけど、今回のテーマは外国人が感じる変な英語。うーん、気になることはたしかにあるね。

【カナコ】この座談会があるから、日本にいる外国人の友達にも聞いてみたんだよね。なんか変だなって思ったことある?って。そしたらイギリス人のクリスがね、「僕ら外国人はそういう日本人のくだらない企画に辟易しているんだ。そう担当者に伝えてくれ」って怒っていた。さすがブリティッシュだなって(笑)。でも不自然な英語はたしかにある。変な和製英語とか。