顧客とウィン・ウィンの関係を目指せ

こうした発想は、これまでのわが国ではあまり見られなかったものだ。消費者の中には、テーマパークの入場者が少ないのに混雑時と同じ料金を支払うことに抵抗感を持つ人もいる。そうした人にとって、ダイナミック・プライシングは自分自身の価値観、ライフスタイルに合う形での消費を実現する魅力的な手段と映るだろう。

休日に比べて混雑が少ない平日に、より低い価格でアトラクションやイベントを楽しむ選択肢が増えれば、「ディズニーランドに行きたい」と思う人は増えるだろう。それは、これまでに東京ディズニーリゾートに関心を持たなかった層の需要を開拓することにもつながる可能性がある。

需要動向にあわせて価格を変動させることは、企業が顧客とウィン・ウィンの関係を目指すために重要な一つの取り組みと考えられる。気象、新型肺炎などの不確定な要素が増大する中、オリエンタルランドが先端のテクノロジーを取り入れつつ、東京ディズニーリゾートの魅力をいかにして高めるかに注目が集まるだろう。

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