アディダスのシューズを履いていた青学がナイキを解禁

▼ネタ1 監督が月間500km走破する意外な理由

前回は東海大が初優勝を達成して、両角速(もろずみ はやし)駅伝監督が大手町で宙に舞った。「胴上げ」を意識したのか、昨年は指導の合間に月間500kmのランニングを続けて、約17kgのダイエットに成功。現在もスリムなカラダをキープしている。

▼ネタ2 ライバル東海vs青学の監督は火花バチバチ

東海大・両角監督と青山学院大・原晋監督は同学年ということもあり、ふたりは強烈なライバル意識を持っている。両角監督を取材すると、「原とは違いますから」というフレーズがしばしば出てくる。東海大は今季からナイキとユニフォーム契約をしているが、青学大はアディダスと契約中。ここでもライバル関係になる。

▼ネタ3 アディダスを履いていた青学がついにナイキを解禁
写真提供=ナイキ
ナイキは、2019‐2020年の駅伝シーズンに向け、駅伝ランナーからインスピレーションを受けてデザインされたという「EKIDEN PACK」を2019年12月3日より発売している。箱根駅伝ではこのシューズを履く選手が多く見られるかもしれない。

11月上旬の全日本大学駅伝では8人全員がピンク色のナイキの厚底シューズ(ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%)を履いた東海大が、アンカー決戦で青学大を下して、16年ぶりの日本一に輝いた。

その影響だろうか、青学大はこれまでは大半の選手がアディダスのシューズを着用していたが、11月23日の1万m記録挑戦競技会からナイキの厚底シューズを解禁。その成果もあったのか、エントリーメンバー上位10人の1万m平均タイムは28分45秒36まで急上昇し、出場全チームでトップに躍り出た。箱根では両校仲良く、ナイキの同型シューズを履くことになるのかもしれない。

なおこの靴については、10月31日の記事「"ナイキが『マラソン厚底規制』に高笑いする理由 」で詳しく解説したので、あわせて参照いただきたい。

▼ネタ4 ライバル東海vs青学の直前合宿の宿舎は同じ

箱根駅伝出場校は11月後半から12月前半にかけて千葉・富津で合宿を行うことが多い。東海大と青学大は富津での宿舎が同じ。東海大が合宿日程を終えたあと、そのすぐ後に青学大が同じ宿を使用しているのだ。宿舎で鉢会うことはないが、ライバル関係のチームが大切な時期に同じ宿に泊まり、同じ場所でトレーニングをしているかと思うと、不思議な気持ちになる。