「経営者とは自分より事業を優先できる人」
「これからは女性の時代だとか、今まで経験したことのない高齢化社会がやってくるとか、世間ではいろいろなことがいわれています。婦人の社会参加が今まで以上に活発にならないと、社会の機能維持が難しいともいわれています。そのときになってからあわてたのでは遅いのです。今からその展望に立って、女性をどのように育てていくか、女性はどのように仕事に取り組んでいくかを真剣に考えなければならないと思います。」
出産それに続く育児については、夫の理解はもちろんのこと、育児中の法的整備や施設整備、企業のそれに対する特別の人事制度環境整備が今以上になされなければならない。
また育児期間終了後の社会復帰(再就職)にむけてのブラッシュアップへの温かい支援が必要である。
それには、女性自身が行政や政治などの意志決定機関に参画するという決心と実行力が必要と小嶋は言う。
ただし、前提はあくまでも経営者であり、社会の一員としてである。
経営者、社会の一員として、男も女もない。小嶋は「経営者とは自分のことより事業を優先することができる人」と言っている。
その覚悟を持ち、意識・態度を変容し、学び、その一念で事に当たる女性こそが、小嶋が求めている女性であろう。