パンの支出は安く抑えてバターと醤油は高級品を買う

メリハリをつける買い物術で意識してみるといいのは買い物の「頻度」です。毎日買うようなものと、数カ月に一度買うもののどちらで安値にこだわるか考えてみたことはあるでしょうか。安値こだわり度を強くするべきなのは、明らかに買い物頻度が高いものです。

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あなたが毎日食べる食材、例えばパンやご飯については安値追求の効果も大きく出ます。いつもブランド牛にこだわったり、6枚切り食パンではなく個包装の菓子パンを買うことは予算を大きくふくらませます。

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例えば200円で6枚切り食パンを買えば2人家族の朝食が3日持ちます。しかし150~200円のコンビニ菓子パンやブランドパン屋を夫婦で買えば1食だけで予算が倍増、3日で6倍の予算になります。メゾンカイザーのクロワッサンは確かに美味いしいですが、毎食食べてはやりすぎです。「時々」食べるからこそ幸せ感も高まります。

しかし、買い換え頻度が低い食材については意識的にこのルールを外して、高いものをあえて選んでみるのがマネーハックの発想法です。

例えば「バター」「醤油」「マヨネーズ」のように月に一度も買い換えないような商品については無理に安値を追求する必要はありません。むしろここぞとばかりに高級品を買ってもいいのです。