広島の基町に、「ばっちゃん」と呼ばれ子どもたちから慕われる女性がいる。元保護司の中本忠子さんだ。中本さんは、約40年間にわたり恵まれない子どもたちに無料で手料理をふるまってきた。彼女が支援してきた子どもたちの壮絶な半生とは——。(第1回、全3回)
※本稿は、秋山千佳『実像 広島の「ばっちゃん」中本忠子の真実』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
「 差別のない社会を作っていきたいのが私じゃけん」
中本さんがばっちゃんとして話をする時、よく憤りとともに口にする一語がある。差別、だ。
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