増税○、財政出動×の経済新聞という喜劇

2019年10月1日から消費税が10%に増税される。日本経済が消費増税によって腰砕けになることは経済政策上の議論を行うまでもない常識だ。そうでなければ、政府が増税した税収を原資に経済対策を行う必要がない。そして、弥縫策にすぎない付け焼き刃の政策は経済活動の現場に様々な混乱を引き起こすことになるだろう。

お笑い経済紙の消費増税「フルスロットル」礼賛は笑えない。(撮影=プレジデント編集部)

ところで、増税が日本の経済活動には明らかにマイナスなのにもかかわらず、それを社説で推進してきた経済紙が存在する。日本経済新聞だ。