7200万円の35年ローン、支払い額はいくらになる?

実際に購入を考えた時、どれくらいの収入が必要になるか。

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ハルミフラッグでは、「手付金」として物件価格の1割が必要だ。ファミリータイプで8000万円物件を例に考えると、800万円である。ここで重要になるのは、契約は今年7月末からで、ローンの実行と返済は4年後からスタートするということだ。したがって金利も4年後の水準が適用されため、相当な金利変動リスクを背負うことを意味する。

金利変動については後述するが、まずは現在の金利水準で返済額を計算してみたい。

8000万円の物件の場合、一般的な目安として5%の400万円が「諸費用」として必要となる。つまり初期費用として、800万円+400万円=1200万円の現金を用意しなければならない。

8000万円から手付金を頭金として差し引いた7200万円を35年の住宅ローンを組む場合、執筆時点のフラット35の固定金利1.27%で計算すると、毎月の返済額は約21.2万円になる。これに加えて毎月の管理費・修繕積立金がかかる。ハルミフラッグで90平米の床面積の場合、4.5万円程度だ。固定資産税は年間12万円程度と仮定した場合、これらを合計すると1カ月の負担総額は約26.7万円となる。

年収は最低でも1000万円以上が必要になる

これだけの住宅ローンを組むにはどれだけ年収があればいいのか。金融機関の融資額の上限は「住宅ローンが年収の何倍か」で決められることが多い。年収10倍となると審査を通すのはかなり難しく、7~8倍が上限であることが多い。

このため、8000万円の物件を買うために、ローンで7200万円を借りるには、最低でも世帯年収が1000万円程度が必要となる。

ただ、世帯年収が1000万円ギリギリで7200万円を借りるのはおすすめできない。子どもがいない、あるいは一人っ子で学校は公立コースで構わない、なおかつ趣味にもお金を全くかけない、というライフスタイルであれば可能かもしれないが、それでも家計はかなり厳しくなる。

1000万円はあくまで年収額であり、手取り額はそれより2~3割少ない。また、老後資金の積み立てや繰り上げ返済も考え、毎年の貯金額がゼロでよいはずがない。