危険な原発とどう向き合うか。小泉進次郎は学生たちに、孫正義は国会議員を前に、講義を行った。田原総一朗も注目するこのスピーチをすべて公開する。

――孫正義 今回調べたところ、休耕田は20万ヘクタール、耕作放棄地は34万ヘクタールもありました。高齢化や後継者がいないという理由で放置されたままの土地もあります。

「本業を離れて」エネルギー問題に関与する孫社長は、日本の未来をどう変えるか。

「本業を離れて」エネルギー問題に関与する孫社長は、日本の未来をどう変えるか。

もしこの土地全部にソーラーパネルを敷き詰めたら……、なんと2億7000万キロワットの電力を生み出すことができるのです。仮に2割を使ったところで、5000万キロワット。これは東電の規模ではありませんでしたか?

私はこれを「電気をつくる田んぼ」ということで「電田」と名付けました(笑)。かつては米や野菜をつくっていた田んぼが、これからは電力をつくるのです。もちろんこれは国難を乗り切るための応急処置でもありますから、10年、20年後、他の自然エネルギーで効率のよい方法が出てきたり、農耕地が必要になれば、このパネルは取り外すこともできます。

(三浦愛美=構成 小倉 和徳=撮影 ロイター/AFLO=写真)