▼好きな絵画を聞かれた

「脱げた靴」は何を表すのか

欧米のビジネスパーソンと対等に渡り合うために一番お勧めなのは、相手の国を代表する画家を知っておくこと。なかでも重要なのは、18世紀以前に活躍した「オールド・マスターズ」。例えばオランダ人ならレンブラント・ファン・レイン、フランス人だったらニコラ・プッサン、イタリア人ならラファエロ・サンティ、ドイツ人だったらアルブレヒト・デューラーなど。このあたりの名前を口にすれば間違いありません。

フランス人にはニコラ・プッサンが好きと言おう●フランスで大きな評価を得ている国民的画家ニコラ・プッサン(1594~1665)の『自画像』。(AFLO=写真)

海外出張に行くなら、その街の美術館情報を事前に調べておくのがマスト。例えば、ロンドンのテート・ブリテンという国立美術館は、J・M・W・ターナーの作品が充実していることで有名です。出張先で「ロンドンに来たから、テートでターナーを堪能したい」と言えば、「おっ、この日本人は違うな」と思われます。

(構成=小島和子 撮影=榊 智朗 写真=AFLO)
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