「あの日」。新日鉄の設備グループ機械整備係長の坂下功正は構内の本事務所の3階にいた。机の書類が崩れ、パソコンも倒れた。揺れが収まると、裏山の避難場所に駆けていった。
設備グループ機械整備係長・坂下功正氏。
52歳の坂下はいわば、整備スタッフの“棟梁”みたいな立場である。避難所で約150人の点呼をとった。
「みんなの無事を確認した後、津波がきている、という話になった。“自分たちの家や家族が心配だ”“帰りたい”というので、それではと帰したのです」
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