驚くほど自由であることが伝わってくる
見ていると、今の中国の社会が、一部のタブー(政府の批判やチベット問題など)を除けば、驚くほど自由であることが伝わってくる。
微博のフォロワー数が多い人を調べてみた。微博自身が、公式の英文サイトで、「2018年のトップアカウント」を紹介している。
1位は、司会者、歌手、女優の謝娜(シェ・ナー)さんで、フォロワー数は、記事が書かれた時点で何と1億1700万人余り!
2位は、同じく司会者で、歌手、俳優の何ジョン(ホー・ジョン)さんで、フォロワー数は1億500万人以上。3位は女優で歌手の楊冪(ヤン・ミー)さんで、9700万人以上のフォロワーがいる。
日本のツイッターで一番フォロワー数が多いのが、有吉弘行さんの700万人余り。中国と日本ではもともとの人口が違うとはいえ、フォロワー数の多さは驚異と言える。
興味深いのが、1位から3位までの著名人が、日本ではほとんど知られていないこと。ある会でこの話をして、3人の写真を見せたら、50人くらいの参加者の中で、知っている人は誰もいなかった。
中国は経済大国になりつつあるのに、文化的にはあまり知られていない。それは中国にとっての課題であると同時に、日本にとってはチャンスである。
中国に限らず、インドや、ブラジルなど、いろいろな国の実情を知ることで、地球全体がわかってくる。
これからの時代は、「つなぐこと」から付加価値が生まれる。普段接していない国の実情を、時々のぞいてみたらいかがだろうか。