鏡の中の自分に話しかけ「メタ認知能力」を高める

また、不安が大きいときには「あえて自分に問いかける」方法も有効です。つまり「今、僕はけっこう緊張しているよな」「でも頑張れば必ずうまくいくはずだよ」「まだちょっと不安はあるけれど、すごく頑張ろうとしてるよな、俺」と、「もうひとりの自分」が「現実の不安な自分」を見るようにするのです。これは「メタ認知」と言われるもので、要は自分を客観視することです。それによって不安が抑えられ、自信が少しずつわいてきます。

前述したように鏡の前で、体を大きく見せるポーズをとりながら、自分に話しかけてみてください。「きっとだいじょうぶだと思うよ!」「もっと自信を持てよ、この前もできたじゃないか」「まだ不安そうな顔をしてるぞ?」「だいじょうぶだよ!」と問いかければ、効果は必ず出るはずです。

一流アスリートも行う「ルーティン」を取り入れる

さらに「自信を持つためのルーティン」を自分で作るのもいいと思います。テニスのサービスの前、ラグビーのフリーキックの前、ボクシングの試合直前、フィギュアスケーターがリンクに降りる前など、一流のアスリートほど自分なりのルーティンを持っているのはご存じでしょう。

『「モテ」と「非モテ」の脳科学』(菅原道仁著・ワニブックス刊)

一般の人であっても、これを応用することをおすすめします。「朝は必ずスマホの待受画面(お子さんでも恋人でも)を見てからドアを出る」とか「鏡の前で必ず笑ってから外に出る」など、どんなことでもいいのです。「それをすれば必ずすべてうまく行く」という自己暗示をかけることが、実際、日常的な自信につながるのです。

自分の仕事や生き方に自信を持ち、余裕が生まれたときから、あなたは「男の色気」をその身にまとうことができるのです。

明日からジェームズ・ボンドになるのはちょっと無理かもしれませんが、小さな効果はすぐに現れます。小さな効果が出たらそれをうんと喜び、「成功体験」として積み上げていくことが、「男の色気」作戦の第一歩ということです。

(写真=dpa/時事通信フォト)
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