たとえば、カロリーハーフマヨネーズ。ダイエット中でなくても、ヘルシーなイメージから購入している人もいると思います。しかしこのカロリーハーフマヨネーズ、実は普通のマヨネーズより「糖質量は多い」ことをご存じですか。普通のマヨネーズの100グラム中糖質量が0.4グラム程度なのに対し、カロリーハーフは約4倍となる1.5グラムの糖質が含まれています。

西脇俊二『ハードワークでも疲れないカラダを作る! 糖質制限2.0』(KADOKAWA)

たしかにカロリーは半分になっていますが、カロリーを半分にするために脂肪分を減らしており、それによって減ってしまううまみを補うために、糖質を増やしているのです。わざわざ調べなければ、味で気づくことはほぼ不可能でしょう。

マヨネーズに限らず、「カロリーハーフ」や「ノンオイル」と銘打った食品ではたいてい同じことがいえますので、むしろ普通のほうが「糖質は」低いと思っていいでしょう。糖質制限をするならまず「食品中の糖質量を知ろう」というのは、こういうわけです。

一方で、「マヨネーズは食べても太らない」という点だけをすくい上げ、糖質たっぷりの揚げ物やサラダ、じゃがいもなどにたくさんかけて食べれば、元も子もありませんのでご注意を。

あなたは1日いくつの「角砂糖」を食べているか?

見かけによらず糖質の低いフレンチドレッシングやマヨネーズとは逆に、見かけによらず糖質の多い食べ物も紹介してみましょう。とくに、「肉や魚をしっかり食べてください」といわれた男性が勘違いしがちなのが、「加工食品」です。

糖質制限を推奨する私は当然、肉や魚をたくさん食べるようお願いするわけですが、そうすると、下記のような食品に手を伸ばす方が結構います。

・かまぼこ
・はんぺん
・ちくわ
・ハム
・ソーセージ
・ベーコン

たしかにこれらは「魚」であり「肉」だと言えます。しかし、練り物は白身魚を原材料とする一方で「つなぎ」にイモ類などのでんぷんが使われているうえ、砂糖も入っています。