同じ自己鍛錬という動機でも、強弱には個人差がありそうだが、古川氏は「継続率6割以上は高いほう。本人の動機次第ということでしょう」と分析する。2~3カ月に30万~50万円と決して安くはない料金もやる気と関係がありそうだが、同じアンケートで各カリキュラムの値ごろ感を聞くと、その満足感と比べてやや厳し目の評価が散見された。
「お金をある程度払っているという感覚があるほうがコミットが強くなるから、決して悪いことじゃない。でも、『痛かった』などと後から損得を考えるのはいいことではないですね。よほどしっくりこなかったか、クレームに近いものならともかく、同じプログラムである程度成果を残している人がいるのに、自分はまったく成果が上がらないとしたら、それは自己責任です」(三浦氏)
では、“短期集中型”を十二分に活用し、その後も英語力をキープし続けるには、どうすればいいのか。
「資格取得のための勉強と英語の勉強は根本的に違う」と古川氏。
「『TOEICで800点を取る』という目標達成スタイルなら、資格取得の勉強法に近い形で学習計画を立てればいい。しかしこの手法だと、800点を達成した瞬間からモチベーションを一気に喪失し、リバウンドを起こしかねない」(古川氏)
「RIZAP ENGLISH」のように、集中授業の後で月2回、1年間のメンテナンスコースを設けるところもあるが、英語に「終わり」はないのである。