およそ週1~2回のマンツーマンでのレッスンやネットを活用したレッスンを基本としながらも、少人数でのロールプレイング形式で英会話力を磨くケースも。

「海外駐在や昇進など緊急性が高いときに、短期間で“それなりの形をつくる”点ではいい」――企業・個人に「続ける習慣」をテーマにしたコンサルティングを行う古川武士氏は、“短期集中型”をそう評する。

「英語力がかなり落ちている人でも、ある範囲に絞って、ポイントを押さえた指導を受ければ、一定レベルまで引き上げてもらえる可能性はあるでしょう」(古川氏)

たとえば、外国人客が多い小売店の販売員であれば、客とのやり取りで頻繁に使う英語はある程度限定される。ポイントを押さえて徹底的に磨き上げれば、即仕事に生かすこともできるというのだ。

「もし経営者が社員の英語力を高めたいと考えるなら、何より先に場を与えることが有効。たとえば数カ月後に海外赴任させる、あるいは社内で英語を公用語化すると打ち出し、その前提で学ばせるのが一番効果が上がると思います」(同)

泳げないまま海に放り出される! くらいの危機感を持たせるわけだ。

「退路を断つ覚悟で短期集中型の勉強をした成果は、確かにありました」

と語るのは、人材・組織開発のコンサルタント、三浦将氏だ。

自身も短期間の集中学習で成果を上げた経験を持つ。30歳過ぎで勤務先を辞め、イギリスの大学院に留学。IELTSでバンドスコア6.5以上の英語力という条件付きだった。

「TOEICに換算すると820~870点。当初、私はTOEIC400点台だったが、3カ月後にはバンド6.5に達した」(三浦氏)

資格取得の勉強と英語の勉強は違う

その一方で古川・三浦両氏が懸念するのは継続性である。1つは、たとえ2、3カ月とはいえ、集中的に勉強し続けることができるかどうか。もう1つは、一気に向上させた英語力を、その後も持続・向上させることができるかどうかだ。