対人関係で悩んだときに、どんな解決策をとればいいのか。評論家の佐々木常夫氏と哲学者の岸見一郎氏。2人の達人に、5つの「場面別」でアドバイスを求めた。第1回は「自分の悪い噂が流れている」について――。(全5回)

※本稿は、「プレジデント」(2017年3月20日号)の掲載記事を再編集したものです。

【QUESTION】自分の悪い噂が流れている

佐々木の答え:噂のピークが過ぎるのを待ち、ワンテンポ置いてから説明

無実が証明される公算を考えて行動

あるとき、こんな噂が流れたことがありました。「佐々木さんは言うことがころころ変わる。朝令暮改でやりにくい」。私は仕事の指示は手短にパッパと出すタイプ。「まずはこれを最優先してやりなさい」と命じてからほどなくして、「やっぱりこちらから先に着手してほしい」と指示を変えることがある。それに不信感を募らせた部下が流した噂でした。「日頃、仕事は計画的に進めなさいという一方で、自分は一貫性がないじゃないか」というわけです。