人前で話をするとき、どうしたらしっかり聞いてもらえるか。多くのイベントやセミナーで講師を務める小山竜央氏は、「最初の自己紹介における構成が大切だ。左脳的な『実績』を話したあとに、右脳的な『ビフォー・アフター』を語ることができれば、その場にいる全員に興味を持ってもらえる」と説く――。

※本稿は、小山竜央『パブリック・スピーキング 最強の教科書』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

コミュニケーションこそ最高のビジネススキル

私がここで皆さんに伝授するのは、「パブリック・スピーキング」のスキルやノウハウです。

※写真はイメージです(写真=iStock.com/jeffbergen)

人前で話すということならスピーチやプレゼンがありますが、私がそれらと区別してパブリック・スピーキングを強調するのには理由があります。それは、パブリック・スピーキングが、話したり伝えたりすることが必要な人たちにとって、もっとも効果の高い最強のノウハウであり、単なるセミナーやプレゼンのコツにとどまらない最先端のビジネススキルだからです。

パブリック・スピーキングのスキルがあれば、単位時間あたりの収益が極めて高いセミナーやイベントビジネスで成功することができます。そして、パブリック・スピーキングとは、ただセミナー講師を目指している人が学ぶべきノウハウではなく、これからの時代にビジネスで生き残るために、ほとんどの人に必要なスキルなのです。

日本に「カリスマ」はほぼいない

なぜなら、今後、大多数の仕事がAI(人工知能)に取って代わられ、加えて、「人生100年時代」と言われる、自分の力で一生働き続けなくてはならない世の中において、コミュニケーションというリアルな人間にしかできない技術を磨き、自分の影響力を最大限に高める方法こそが最高のビジネススキルになるからです。

残念ながら、現在のところ、日本には、本物のカリスマと呼べるパブリック・スピーカーはほとんど存在しません。5年以上も同じコンテンツを使い回すセミナー講師、机上の理論だけを教える稼げないマーケター、自分のファンだけを囲い込んでブランディングを説く偽物の指導者……そんなスピーカーばかりというのが現状なのです。

しかし、私は、すべてを現在進行形で実践しています。毎月のように自分自身のセミナーやイベントで数千人以上の集客を安定して行い、しかも、その9割は新規顧客です。