接客のうまい人は、どんな「話し方」をしているのか。今回、業界を代表する5社から5人の達人を推薦してもらい、それぞれのトーク術について聞いた。第4回は日本たばこ産業 たばこ事業本部 CRM推進部課長の八野佑基氏だ――。(第4回、全5回)

逆風下で学んだ、人の巻き込み方

喫煙者の減少に加えて、ますます厳しくなる喫煙への規制。逆風の状況にもかかわらず加熱式たばこの開拓営業で抜群の成績を残しているのが日本たばこ産業(以下、JT)の八野佑基さんだ。

日本たばこ産業 たばこ事業本部 CRM推進部課長 八野佑基氏

八野さんの仕事はJTの社運を担う新しいスタイルのたばこ「プルーム・テック」の法人向け開拓営業。仕事は大きく2つだ。

「1つは説明販売会開催の提案。先方の社員に集まっていただき、セミナー形式でプルーム・テックのよさを説明して物販とセットで行うものです。もう1つはオフィス内にプルーム・テックのみ使用可能なスペースを創設してもらう働きかけ。喫煙者率は約2割というマイノリティーな市場です。吸わない方からすると、プルーム・テックを知らない方も多く、はっきり言って興味のない話というところからのスタートになります」

(撮影=岡田晃奈)
【関連記事】
量販店接客プロ「客の最初の言葉が全て」
喫煙可9割でもベローチェが愛されるワケ
9年連続日本一「スタバ苫小牧店」の奇跡
「お金持ち」に信頼される人、されない人
なぜ店内禁煙店は加熱式たばこを認めたか