これからビジネスマンはどう変わるべきか。「プレジデント」(2018年4月30日号)では、特集「いる社員、いらない社員」で、大企業のトップ29人に「人材論」を聞いた。今回は、三井物産の安永竜夫社長のインタビューをお届けしよう――。

史上最年少で社長に就任して3年。最初の決算では創業以来初となる赤字に転落したものの、2017年には見事にV字回復を成し遂げた安永竜夫社長。あらゆるビジネスが変革期を迎えている今、独自の働き方改革と人材育成制度の整備を通じて、世界で働く社員の意識改革を図っている。

「競合はもはや同業他社ではなく、世界のメジャープレーヤーだ」

──2016年を「働き方の革新元年」として、変革に着手されています。その狙いを教えてください。