興味深いことに、こうした顧客の「聞いてほしい話題」は男女別に異なる。グラフは、男女の顧客別に見た営業マンを高評価/低評価する話題を表したものだ。
男性顧客の場合、重視しているのは「今後の計画・目指す方向」と「営業を受けようと思った理由」。対して、女性顧客は「問題の優先順位や制約条件」「商品・サービスが必要な時期」を聞いてほしいと思っており、男女で大きな違いがある。
「男性顧客は理想思考、女性顧客は現実思考。これは恋愛に置き換えると、男性は恋人に自分のどんなところを好きなのか(営業を受けようと思った理由)を聞いてほしい。一方、女性は結婚する相手のスペック(問題の優先順位や制約条件)や、いつ頃に結婚したいか(商品・サービスが必要な時期)に関心がある。そうとも読めるのではないでしょうか」(同)