経済ニュースの本質を見極めるにはどうすればいいか。役立つのが「会計」だ。会計ではモノの動きと時間の流れを「金額」で整理していく。それが理解できると「ウラの裏」がするすると見えてくる。雑誌「プレジデント」(2018年3月19日号)の特集「会社の数字、お金のカラクリ」から、記事の一部を紹介しよう――。

会計の発想で、論理的な判断力強化

冒頭から恐縮だが、次の問題にトライしていただきたい。

1万円のパソコンのソフトウエアを買いに、専門店へ行くとセールの時期で、お目当てのソフトウエアが40%引き。念のため向かいの家電量販店を覗くと、そこでは「ポイント50%還元セール」の真っ最中で、お目当てのソフトウエアも対象だった。では、どちらがおトクか?