人とのコミュニケーションには言葉が欠かせない。言葉を駆使して人生を勝ち上がる人は、どこが違うのか。各界を代表するプロフェッショナルに極意を聞いた。第2回は、スタンフォード大学デザイン・プログラムのエグゼクティブ・ディレクター、ビル・バーネット氏だ――。(全4回)

※本稿は、雑誌「プレジデント」(2018年6月18日号)の特集「聞く力入門」の記事を再編集したものです。

1989年に初来日したとき、日本は元気だった

米・スタンフォード大学の「ハッソ・プラットナー・デザイン研究所」(通称dスクール)。“デザイン思考”の授業が開かれるこの研究所で私は教鞭をとっています。私と協力者が編み出した「ライフデザイン」(人生設計)の講義は大学で1、2位を争う人気授業です。このたび、その授業の内容を記した本が和訳されました。