「終わった」自分を受け入れられない
「定年って生前葬だな」。小説『終わった人』は、東大法学部卒の元銀行員・田代壮介の衝撃的な独白から始まる。シニア世代から共感を得、現役世代を戦慄させたベストセラー「定年小説」執筆のきっかけを、内館牧子氏はこう語る。
「まわりが定年を迎えた頃、急にクラス会やサークルの集まりが増えたんです。そこでは、かつてのエリートたちが暇になって『終わって』いた。その様子を見て、冒頭のセリフとタイトルが浮かびました」
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(撮影=原 貴彦)



