時間はどんな人にも平等に与えられている。「名リーダー」と呼ばれる人たちは、その時間を最大限に有効活用することで、成果を残してきた。彼らはなにを優先して日々すごしているのか。三者三様の考え方を紹介しよう。第1回はダイキン工業の井上礼之会長だ――。(全3回)

※本稿は「プレジデント」(2018年1月29日号)の特集「24時間の使い方」の掲載記事を再編集したものです。

「二流の戦略と一流の実行力」

「決断のタイミングを逸するな」といっても、大きなものを背負えば背負うほど、決断力は鈍るものです。そこに、わずかでもネガティブな情報や意見が並びはじめると、さらに決断に迷いが生まれてきます。