愛想笑いをすると「頼りない男」と見透かされる

愛想笑いをしなければいけないような職場、あるいは愛想笑いを苦痛に感じるような職場は、あなたがいる場所ではありません。また、愛想笑いはビジネス・仕事のみならず、プライベート、特に恋愛にも悪い影響を与えることが多いのです。

柔和な表情で女性の話を聞けば、女性に好印象を与えることができます。しかし、なんでもかんでも笑っていればいいというものではありません。単なる「いい人」は、女性が間違ったことを言ったり、人として良くない振る舞いをしたりしたときにまで愛想笑いを浮かべて、結果、女性から頼りない男であることを見透かされます。

モテる女性は男性の愛想笑いに慣れていて、本音では、愛想笑いに疲れています。むしろ、的確なダメ出しを待っているのです。

男性からすれば、ダメ出しをすることで「女性を傷つけたり、気まずいムードになったりしないか?」と気になることもあるでしょう。親密度が高くない場合では、特にその不安が大きくなるのも理解できます。不安が大きいのであれば、ダメ出しは控えてもいいでしょう。しかし、見境なく愛想笑いをするのは、避けなければいけません。

あなたが声に出した「ハハハハハ」が愛想笑いの音

なぜなら、愛想笑いは、本心からの笑いでないことが簡単にバレるからです。愛想笑いと、本物の笑いとでは、音が違います。試しに、「ハハハハハ」と声を出して笑ってみてください。いま、あなたが声に出した「ハハハハハ」が愛想笑いの音です。心から何かを面白がって笑うときの「ハハハハハ」とは明らかに違うことが自覚できるでしょう。

愛想笑いの音の不自然さは、当然、相手も感じるのです。女性が男性の愛想笑いを見抜いたとき、どんなことを考えるでしょうか。自分の気を引きたいがために、無理して自分に合わせている。そのように考えることでしょう。この時点で、女性の優位は明らかであり、主導権は完全に女性が握ることになります。これでは良好な恋愛関係どころか、良好な人間関係も得られません。簡単にバレるような愛想笑いはやめるべきなのです。

反対に、お互いに本心から笑えるような関係にあると、笑いで感情をコントロールすることができます。笑いで感情をコントロールできる夫婦は、ストレスを低下させることができて、いっしょにいる期間が長くなるという研究結果もあるのです。

仕事においても、恋愛においても、家庭においても、愛想笑いはやめましょう。どこにでもいる単なる「いい人」は愛想笑いがやめられず、我慢の日々を送り続けることになります。対して、「いい男」は愛想笑いから卒業して、自分らしい日々を送るのです。