エルサレムはキリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地

トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と正式に認めたことで、米国と中東諸国の関係に大きな亀裂が生じている。

米国の首都認定をきっかけに激しい抗議運動が続いている(パレスチナ自治区・ガザ)。(dpa/時事通信フォト=写真)

エルサレムはキリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地で、古くから紛争の火種だった。1967年の第3次中東戦争で、イスラエルはパレスチナ人が住むヨルダン領の東エルサレムを占領し、東西統一エルサレムを首都だと一方的に宣言した。しかし、追放されたパレスチナ人も、東エルサレムを首都に国家の樹立を切望する。

「そもそも東エルサレム占領(戦争による領土獲得)は国際法違反とされてきた」と指摘するのは、イスラエル・パレスチナ問題に詳しい日本女子大学の臼杵陽教授。米国の首都認定は国際社会全体の合意を翻し、占領を正当化することになる。

(写真=dpa/時事通信フォト)
【関連記事】
なぜトランプはわざわざ「ユダヤの聖典」を就任演説で引いたのか
イスラエルに急接近する中国経済界の思惑
米国の宣言は"第3次石油危機"を招くか
90兆円が凍結"サウジ王族内紛"の大混乱
なぜイスラエルは世界最先端の技術力を誇るのか