アプリ「Find iPhone」で夫の現在位置を知る妻

不倫に関する訴訟では、相手を特定することが必要です。特定して初めて、その相手に損害賠償請求を行うことができるからです。夫の浮気を確信した妻にとって、次は浮気相手の氏名を知ることが関門となります。

夫が浮気のためにホテルを利用し、それをインターネットで予約した場合、予約サイトから確認のメールが届きます。夫のスマホをチェックしていれば、そのメールを読むことができます。「男1女1」というように男女別に人数が記載されているだけのメールでも、「夫が女と泊まった」ことまでは証明できます。しかしサイトによっては宿泊者全員の名前が記載されていることもあり、その場合はメールによって浮気相手を特定することができます。

より確実なのが航空券の予約確認メールです。とくに海外便であればパスポート通りの名前と年齢が搭乗者全員分、記載されています。国内便でも全員の名前は記載されているので、見つければ妻は夫が誰と一緒に旅行に行ったのかを知って、訴訟を始めることができます。

旅行関係の予約確認メールは飛行機の搭乗やホテルのチェックインのために必要となる場合もありますが、心当たりのある方はできるだけ早く消しておくべきでしょう。

スマホにはGPSを利用して紛失した端末を見つけるための機能があります。iPhoneなら「Find iPhone」というアプリです。これを利用すればパソコンからスマホの現在位置、すなわち夫の居場所を知ることができます。妻が夫のアカウントとパスワードを見破っていれば、この機能を使って夫のスマホの現在位置を探知でき、夫が今どこにいるかは常に妻の知るところとなります。

確認した夫の居場所がラブホテルであれば、妻に強襲されることもありえます。写真週刊誌ばりにホテルの駐車場の出口に張り込み、浮気相手と2人で出てきたところを撮影して、裁判の証拠とした女性もいます。

この端末捜索機能はスマホの電源が切れている間は使えないので、心配な方はデートの前に電源を切っておいたほうが賢明かもしれません。