日頃、“やらされ感”を持ちながら、あるいは、退屈だと感じながら仕事をしている人は少なくないと思います。そのままでは、仕事にやりがいを感じられませんし、生産性も向上しないでしょう。こうした問題を解決するための一手法として、「ジョブ・クラフティング」が注目されています。従業員が、与えられた仕事の範囲や他者との関わり方を、主体的に変えていくことです。従業員が、組織から与えられた役割をこなすだけでなく、持っている能力を活かして、自ら仕事をつくり変えていくことは、いきいきと仕事をすることにつながると考えられています。
象徴的な例として、東京ディズニーリゾートのカストーディアルキャストが挙げられます。彼(女)らは、パーク内外の清掃を担当する従業員でありながら、写真撮影や道案内はもちろん、ほうきでミッキーの絵を描いてゲストを喜ばせるなど、さまざまな仕事を主体的かつ柔軟に取り入れることで、よりやりがいのある仕事に変えています。
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