子供への経済的支援は最長「大学卒業まで」

気になるのは、35歳の息子に援助を行っていることである。求職中とはいえ、心身に疾患があるといった特別な場合を除き、親が35歳の大人に定期的にお金を渡すのは好ましくない。親子で話し合い、期限を設けるなどの対策を考えたい。私の父は他界したが、早い時期から「経済的に支援するのは大学卒業まで。あとは一切援助しない。その代わり、要介護になっても頼らない」と宣言され、私もその覚悟を持った。

車関連費も多いが、これについては節約を勧めない。70代に入ると免許証の返上も視野に入ってくるので、今のうちに乗りたいクルマを手に入れて存分に楽しむことをお勧めしたい。私の叔父は70代になって以降、家電製品を頻繁に買い替えるようになった。「来年生きているかどうかわからない。現時点で最高機能のものを」と楽しそうに笑う。

60代以降の家計は、どう楽しみたいかを考えることを起点にしたい。70代後半になると体力がなくなり旅行などにも行きにくくなる。お金はきれいさっぱり使うのが理想だが、長生きに備えて残しがちである。かなり余裕がありそうなら、子や孫に生前贈与して、富豪への道へ誘うのもいい。

私自身は60代になったら仕事のペースを調整しつつ、気の合う仲間と季節に合わせて国内、海外を旅し、旬の味覚を堪能したいと思っており、そのお金は惜しみたくない。

常に「消費」や「浪費」を減らして「投資」を増やし、スキルアップを怠らずにいれば、お金がお金を生む土台が築ける。富豪の暮らしも手にできるだろう。

富豪の掟●資産はむやみに取り崩さず、運用による収益を使う

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(構成=高橋晴美)