[サラミバー]桜月

――生ハムやステーキが旨さ炸裂の“肉バー”

片岡浩介マスターが惚れ込んだイタリア・サンダニエーレ産の最高級生ハムとサラミをワインとともに味わえる隠れ家的バー。サラミをイメージした赤い外壁、チーズを模して壁や天井に丸い穴をあけたインテリアは遊び心たっぷり。宮崎産のハーブ牛・豚を使った料理も評判。

●東京都港区白金台5-10-17 アルテミオ白金台2F TEL/03-5488-0294 営業時間/19:00~翌4:00 日曜休 カード可 全10席(カウンター席6)

1.生ハムとサラミの盛り合わせ(1800円)。上から時計回りにフィノッキオーナ、サンダニエーレ、デルポー、ウンゲレーゼ、コッパ。熟成を重ねたレボーニ社のハムは良質な脂と穏やかな塩気が特徴。滑らかでまろやかな味わいが口中に広がる。微発泡の赤ワイン・ランブルスコ(写真奥・グラス800円)とともに。
 2.ハーブ牛のフィレステーキ(2000円)。飼料の中にハーブを混ぜて育てられた宮崎産のハーブ牛は、肉質が柔らかくジューシー。
 3.ハーブ豚のミートソースパスタ(1200円)。宮崎産ハーブ豚のばら肉を揉みこんで焼き、赤ワインとバルサミコ酢で煮込んだミートソースは手の込んだ一品。
 4.チーズの盛り合わせ(1400円)。左上から時計回りにミモレット、グリエール、ピエダングロワ、ゴルゴンゾーラ、ラムレーズン。

[魚介料理] 元

――さかなクンの隠れ家発見!垂涎の魚料理店

店主の近藤元氏が、旬の魚介と野菜、そして飄々とした楽しいトークでもてなしてくれる気の置けない雰囲気の居酒屋。モットーは「普通の魚をおいしく出す」。予約のおまかせコース3000円(7~8品)。

●東京都品川区西五反田2-10-8 TEL/03-3493-7480 営業時間/11:30~13:30(昼は弁当もあり)、17:30~23:30(LO23:00) 日曜休(土曜は要予約) カード可 全18席(カウンター席6)

1.メンタの炊き込みご飯(2人前1000円)。メンタは房総でとれる小さなはまぐりで、とろりとした食感と甘みが特徴。一升炊きの釜鍋で炊きあげたご飯は、香ばしさとメンタの風味が相まって食事の締めに最高。酒蒸し(700円)も旨い。
 2.刺し身造り(700円)。メジマグロ、ハタ、ホタルイカ。
 3.鰹のたたき・血合いにんにく添え(600円)。刻んだ血合いとおろしニンニクを和えるのは、さかなクンのアイデア。ニンニクの辛味に血合いのコクが加わり、絶妙の薬味となる。タレは自家製ポン酢。
 4.さつまあげ(600円)。ハモのすり身に、にんじん、きぬさや、椎茸を組み合わせて揚げる。プリッとした食感としゃきしゃきとした歯ごたえがたまらない。野菜3種は、店主・近藤氏の試行錯誤から生まれた独自の組み合わせ。酒のつまみに最高である。

(構成・文=柳橋 閑 撮影=kuma*)