女に嫌われる女の最大の特徴
【流通】うちは消費者相手の商売ということもあり、経営トップはコンプライアンスには極めて厳格です。パートも含めて女性社員が多いので、色恋沙汰はよく問題になります。社内恋愛はともかく社内不倫が発覚したら社長からクビか、地方支社に飛ばすなど厳しく処罰するように人事も指示を受けています。じつは社長の忠実な子飼いとも言える役員が社内不倫をしている情報が飛び込んできたことがあります。役員なので人事部としては手が出せない。社長の耳に入ったらやばいだろうなと思っていたら、その後耳に入り、結局クビになりましたね。
【銀行】銀行でも同じですよ。コンプライアンスもだが、とくに相手が美人だとほかの男性たちの嫉妬を買いやすい。ある銀行では、あろうことか頭取のかわいがっていた秘書に手をつけて飛ばされた部長もいました。
ウワサになるだけで出世の道が絶たれる。意図的に不倫のウワサを流して蹴落とそうとする社員もいます。
【ゼネコン】不倫でなくても女性同士の妬みや嫉妬もすごいですよ。じつは女性活躍推進もあって初の生え抜きの女性役員が誕生したのです。もちろん仕事もできるし、部下の指導などマネジメント力もある。人事部から見ても役員になるのに申し分がなかった。ただ、ほかの部長職の女性と違うのは美人だということです(笑)。しかもいまの社長にもかわいがられていた。彼女には夫も子どもいるのでもちろん変な関係があるわけではないと思いますが、女性部長たちの中には、なぜ彼女が役員に選ばれて私が選ばれないのよという不満と嫉妬がある。何も関係がなくても社長と彼女はつきあっていて、その関係で引き上げられたと思ってしまうのです。男性役員でもそう勘繰る人もいるかと思いますが、女性幹部の嫉妬心はそれ以上にすさまじい。
【司会】男性だけではなく、女性にも敵が多いとなると、せっかく役員になっても、それ以上偉くなるのは難しそうですね。
【ゼネコン】いくら社長でも周囲の目を意識しますし、おいそれとは引き上げられない。社長が何らかの理由で失脚することにでもなれば、間違いなく女性役員も一蓮托生でいなくなるでしょうね。