ユニクロでは平均2年で年間売り上げ数億円、従業員数十人の責任者となる。入社してすぐに始まる管理者教育、幅広い仕事を経験させる「社内インターンシップ」など、同社のスピード人材育成の仕掛けを紐解く。
ユニクロ大学とOJTの繰り返しが短期育成を可能に
管理職の最大の要件は? と問われれば誰もが異口同音にマネジメント能力と答えるだろう。しかし、現実に管理職に起用する際にマネジメント能力が最も重視されているかといえば、必ずしもそうとは言い切れない企業も少なくない。彼はプレーヤーとして優秀だから課長になってもうまくやってくれるだろう、という曖昧な根拠と期待を込めて起用している企業がおそらく多いのではないか。
その背景には、自社の理念・価値観に根ざした明確なマネジメント像が確立されていないこと、もう1つはマネジメント教育を通じたアセスメントの不徹底がある。マネジメント研修といえば、管理職になって初めて実施する企業が多いが、本当に優秀なプロのマネジメントを欲しているのであれば、管理職になる前の段階で教育とアセスメントを通じて養成するべきだろう。
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