収穫だけでなく品質向上も手伝う

農機メーカーのクボタの株価が好調だ。2016年5月13日の終値は1648円と4年間で2倍以上になっている。過去最高益を更新すると同時に、「攻めの農業」を前面に押し出す農政の方針のもと、農業市場は成長が期待される。そのクボタが力を入れているのが、IoTを活用したソリューション・ビジネスだ。

クボタ・スマート・アグリ・システム(KSAS)は、同社のスマート農機を活用し、農家の日々の作業状況を「見える化」するサービス。例えば最新の農機では、過去のデータを基に肥料の量を圃ほ場じょうの状況に合わせて自動で調節できる。さらにKSAS対応コンバインでは、刈り取りの際に「食味・収量センサ」で籾のたんぱく質と水分量、収量を瞬時に計測。圃場の作物や作業の情報を常時取得し、蓄積したデータは翌年以降の効率化に活用する。

研究開発本部長の飯田聡さんは言う。