給料は減り、人員も減り、仕事だけが増えていく。部下は不安と不満でいっぱいだ。そんな職場で人事評価をしなくてはならない上司は頭をかかえていることだろう。しかし評価もやり方によっては部下の不安を取り除き、やる気を出させることもできる。

社員の「不安と怒り」を緩和する評価の仕方

「ゴースト・ワーク」――レイオフによって人員が最小限に減らされたとき、残った者たちの肩にかかってくる仕事のことだ。この「ゴースト・ワーク」の負担、さらなるダウンサイジングやリストラの不安、昇給やボーナスは減ったとかゼロになったとかいう、落胆するようなニュース――これらがあいまって、今年の人事考課シーズンは社員にとってもマネジャーにとっても特にストレスの多いものになりそうだ。

しかし、たとえ気が進まなくても、マネジャーはそれを敬遠している場合ではない。