骨粗鬆症は女性だけでなく男性もアブナい!

今回は骨粗鬆症対策のひとつとして、いくつかの食材などをご紹介しましたが、ここで基礎知識をおさらいしておきましょう。骨粗鬆症の怖さとリスクについてです。

「骨粗鬆症は女性の病気だから、ボクには無縁」と思っている男性にお尋ねです。

「身長が縮んだ」
「背中や腰が曲がってきた」
「背中や腰に痛みが生じる」
「背中をしたにして眠りにくい」

と感じることはありませんか?

もしあれば、それは骨粗鬆症が原因かもしれません。骨粗鬆症とは、骨量(カルシウム・マグネシウムなどのミネラル量)が減少して骨がスカスカになり、骨折が生じやすくなる病気。将来の「ねたきり」や「要介護」のリスクを高めます。最近では平均寿命が延びていることから、男性の骨粗鬆症も増えています(図1)。

骨は、古くなると「破骨細胞」によって壊され、「骨芽細胞」によって壊された部分が修復される、の繰り返しで、絶えず新しい骨と入れ替わっています。成人でも約3年で、全身の骨の全てが新しく生まれ変わります。

たとえ100歳の人でも同じです。ただし、加齢とともに骨芽細胞の働きが弱まるので、骨量は20歳前後をピークに、その後、減っていきます。

女性の場合、閉経に近づくにつれ、破骨細胞の働きを抑え込んでいた女性ホルモンの分泌量が減るため、閉経前後に骨量がガクンと減ってしまいます(図1)。このため、50歳前後から骨粗鬆症のリスクが高まり、60歳代で約4人に一人、70歳代で約2人に一人は骨粗鬆症と言われています。男性は若い時の骨量が女性よりも2~3割多く、その後、年々緩やかに骨量が減っていきます。

男性の骨粗鬆症の進行は女性よりも15年ほど遅く、65歳頃から骨粗鬆症のリスクが高まり、80歳を過ぎると目に見えて増えてきます。男性の平均寿命が80歳を超える現在、男性の骨粗鬆症が目につくのも当然といえば当然なのですね。「骨粗しょう症になるリスクは誰もが持っている」と心得え、健康な骨作りに日々励むことが大切です。