シーン別「〆の言葉」文例
ケース1:検討を促す
現状は以上のとおりです。
ご検討よろしくお願いいたします。
POINT●ビジネスメールは文学作品ではないので、定型文を踏み外さずに書けばいい。こういうとき、「ご検討よろしくお願いいたします」は確実な表現。
ケース2:案件が続く
本日現在のご予約数は804名です。
引き続きよろしくお願いいたします。
POINT●「よろしくお願いいたします」はいつでも使える便利な言葉。翌日以降にも注意を払ってもらいたいときは「引き続き」を加えるとさらに効果的。
ケース3:報告メール
さきほど主催の○○先生に連絡し、
例の件のご快諾をいただきました。
以上、ご報告まで。
POINT●出先からスマートフォンで報告を上げるときなどは、書式にこだわっていては時機を逃しかねない。簡単に「以上、ご報告まで」で構わない。
ケース4:元気をアピール
本件、いよいよ佳境ですね。
引き続きどうぞよろしくお願いします。
POINT●ある案件がもうひと踏ん張りでフィニッシュを迎えるとき、現場の責任者が全員に送るとしたらこんなメールがいいだろう。
ケース5:追伸を使う
追伸 ホームページを拝見しました。
情報が探しやすく便利ですね。
POINT●営業マンが得意先に対して提案のメールをするとき、追伸として一言。細かなことに気づいて褒められると、相手も悪い気はしない。
ケース6:署名を使う
平河 次郎
プレジデント社プレジデント編集部
〒102-○○○○ 東京都千代田区○○町 ○-○-○
POINT●メールの署名は、閲覧環境が違っても見やすいように配慮する。すべて左詰めとし、「★」や絵文字などの装飾は避けたほうがいい。
平野友朗
1974年生まれ。筑波大学人間学類卒業。広告代理店勤務を経て、2004年にアイ・コミュニケーションを設立。13年には一般社団法人日本ビジネスメール協会を立ち上げ、ビジネスメールスキルの標準化に取り組む。『モノの書き方サクッとノート』(永岡書店)など著書多数。
1974年生まれ。筑波大学人間学類卒業。広告代理店勤務を経て、2004年にアイ・コミュニケーションを設立。13年には一般社団法人日本ビジネスメール協会を立ち上げ、ビジネスメールスキルの標準化に取り組む。『モノの書き方サクッとノート』(永岡書店)など著書多数。
(構成、文例作成=プレジデント編集部)