「モノが売れない時代」と言われて久しい。だが、そうした状況でも、値下げ競争に陥らず、高額商品を多くの人に売って成功する方法がある。

今やSNSを使ったマーケティングは珍しいものではない。しかし、流行に乗ってフェイスブックやツイッターなどを活用したものの、効果をいまいち実感できないと嘆いている企業は少なくない。私は、ソーシャルメディアはマーケティングに十分に使えると考えている。効果が上がらないとしたら、それは目的からズレた使い方をしているからである。

消費者が購買に至るプロセスとして有名なのが「AIDMA」モデルだ。これは、まず消費者の注意(Attention)を引き、関心(Interest)を持ってもらい、欲しいという欲求(Desire)を起こさせ、商品を記憶(Memory)してもらい、実際に購買行動(Action)に移させるプロセスを指す。