元バリキャリ主婦 8人に1人はフリーで月収50万!

▼“元バリキャリ”主婦の再就職を実現させる
【秘訣その1:本人が「就社」にこだわらない】

Warisが、2016年に自社の登録者向けに実施をした調査結果で筆者が注目したのは、回答者(元総合職の女性)の約3割が「フリーランス(個人事業主)」として働いているという事実です。3人に1人。少ないとは言えません。そして、そのうちの8割は、リモートワークや在宅勤務など、オフィスに常駐しないフレキシブルな働き方をしているというのです。

では、フリーランスで働く職種は具体的にはどんなものか。

人事・経理・法務などの管理系職種:26%
広報・マーケティング系職種:19%
営業:10%

となっています。フリーランスというと、システムエンジニアのような理系総合職が転身するイメージが強いですが、同社の調査結果を見ると、文系総合職として働いたキャリアが活かせる道があることが窺えます。

実際、Waris登録者の事例(図表1)からも、公的資格などの専門的な資格を保有していなくても、前職の経験が十分活かせることが分かります。

さらに、気になるのは報酬面ですが……。

この水準は決して低くはないのです。フリーランスで働く女性の平均月収は28万円。月収50万円以上を超える女性も12%に達していることが明らかになっています。図表1の例を見れば、在宅勤務など出社する必要のない業務が多いにもかかわらず、「月80時間で報酬25万円」や「月56時間で報酬20万円」などと、平均時給3000円を超えていますので、悪くはないのではないでしょうか。