宮城県塩竈市には20数社のかまぼこメーカーがあり、生産量は日本一を誇る。なかで、1935年創業の「海の駅 武田の笹かまぼこ(会社名・笹の浦)」は年商5億円と中規模ながら、人気観光スポットとして年間12万人の観光客を集めていた。

3階建て施設の1階に見学もできる笹かまぼこ工場や地元特産品の販売コーナー、2階にレストラン、3階には笹かまぼこの手焼き体験ができる潮風広場が設けられている。

塩竈港の近く、貞山堀という伊達政宗が築いた日本一長い運河の脇に、武田の笹かまぼこは立地していた。今回の津波は、運河の堤防を軽々と越え、製造ラインも濁流に浸かってしまう。水が引いた後には5cmのヘドロが残った。