決算書は敷居が高いというビジネスマンも、ここだけ見れば企業の業績がわかるエッセンスを紹介。
決算書を読みこなす能力は、語学力を含めたコミュニケーション能力や営業力、問題解決能力などと同じように、ビジネスマンとしての武器になる。ある程度読めるようになれば、「会社の体力」や「儲けの仕組み」、さらには「経営姿勢」「倒産の危険シグナル」といったことも一目で知ることができるようになってくる。
そればかりか、「販売代金の回収状態」や「ツケの実態」といった細々とした状況を察知することも可能だ。
さらに深読みすれば、同業他社に比べて粗利益率が高い決算書からは、仕入れ先との交渉で努力している様子や、在庫の不良品化や陳腐化の一掃に向けて経営トップ以下全社員が一丸となっている姿が想像できるものだ。仮払金や立替金といった勘定科目が目立つ決算書は、「金銭にルーズな会社」と判断していいし、売り上げ規模のわりに事務所家賃や取締役報酬が高額で、広告宣伝費や交際費、交通費の使用も多ければ、「派手で見栄っ張り企業」と見てさしつかえない。
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(池田陽介(税理士・池田総合会計事務所所長)=監修)

