【3】ポイントの差し方

(×)人差し指だけ使う――ポイントを人差し指で指して、聴衆の注目を促す。プレゼンの見せ所を迎えて、声量も大きくなってくる。逆の手はだらりと下に落ちたまま。

(◯)レーザーポインタを使うのも手――指を立てるのは卑猥な意味になることもあるので厳禁。指を立てずに行うか、レーザーポインタを使うのもあり。空いているもう片方の手は肩から下の位置で身ぶり手ぶりを交えるとインパクトが増す。


【3】ポイントの差し方【4】目線の向け方

【4】目線の向け方

(×)スクリーンを凝視――説明に一生懸命で、言うことを間違えてはいけないという思いから目線は常にスクリーンへ。プレゼン相手を見ることはなし。

(◯)上位者から目線を――説明中はスクリーンだけでなくプレゼン相手の顔も見ること。相手が複数いるときは発表者の正面が最上位者である場合が多い。上位者から目線を送り、全員の顔を見ることでより熱意が伝わる。

上月マリア
日本プロトコール&マナーズ協会理事長。真の国際人の育成にあたる。著書に『どんな場でも、「困った人」にならない気配りの習慣』など多数。
 
(澁谷高晴=撮影)
【関連記事】
あなたの話に人を惹きつける7つの方法
いまだ苦手 人前で話す時「心拍数を下げる」技5
なぜ、プレゼンは午後イチや夕方が最適か
孫正義が唸ったプレゼンマスター×売れっ子コピーライターが教える「人を動かす言葉、何も伝わらない言葉」
孫正義、ジョブズ、鈴木敏文……数字で語る!「スピーチの心理学」[1]