ストレートネックを予防する運動
スマホだけではない。ノートパソコンも危険だ。ノートパソコンの画面をのぞき込んでいるとき、首の角度はスマホを見ているときと同じようになっているはずだ。しかもノートパソコンの場合、キーボードを打つために、両手を前に出し胸が閉じたような状態になっている。要するに背中全体が丸まった状態になってしまう。背骨がゆがんだ状態になってしまう。
ストレートネックになり、猫背になり、かつ、胸が閉じたような姿勢で、1日5時間も作業していたら、首や肩がこるのはもちろん、内臓にまで悪影響を及ぼす可能性があるということだ。
スマホをいじるのも、ノートパソコンで作業するのも、やめられない。であればせめて、長時間同じ姿勢にならないように、ときどき首を回したり、背筋を伸ばしたり、胸を開いたり、体が固まる前に、定期的に動かしたほうがいい。
ストレートネックを予防する手軽で効果的な方法に、タオルを使った簡単な体操があるので、紹介しておこう。
[1]普通のタオルを首にかけ、両手で前に引っ張る。
[2]その状態で上を向き、首を左右に傾ける。これを歳の数ほどくり返す。
首の骨がごりごりと音を立てるのがわかるだろう。ストレートネックになりかけたクセを直してくれる。これならオフィスでも手軽にできるだろう。拙著『背骨&骨盤 ゆがみを直せば若返る!』では、背骨や骨盤をできるだけいい状態に保つために自宅やオフィスでできる簡単な体操を紹介しているので、ぜひお読みいただきたい。
※モデル写真は、書籍『背骨&骨盤 ゆがみを直せば若返る!』(ダイヤモンド社刊)より転用しています。
※この記事の内容は、筆者が著書『背骨&骨盤 ゆがみを直せば若返る!』のためにカイロプラクティックの施術者に取材した内容をもとに書かれています。カイロプラクティックはアメリカでは医療行為として認められていますが、日本ではあくまでも民間療法です。ゆえに医学的な裏付けがあるとはいえず、また効果を保証できるわけでもないことをご了承ください。