開始2年で25%も運用益を挙げた投信

今後の資産の成長に自信が持てず、どこかでクラッシュするのではないかと半信半疑で投資している人が多い。アベノミクスを好感した外国人投資家や日銀の買い入れによって上げ相場が形成されただけで、国内の景気が実際に良くなったと実感していないからだろう。

ただし、半信半疑であっても手がないわけではない。たとえば「クルーズコントロール」という投信は、国内外の株式や債券に投資しながら、相場が下落する局面ではそれらを売却して資産を現金化し、大幅な下落を防ぐ運用を行っている。8月末時点では資産の9割を現金にしているが、運用開始から2年10カ月で約25%のリターンを挙げている。売買時期の判断は難しいし、忙しくて機動的に判断できない人は、攻めか守りかも含めて投信に委ねるのも手だ。

世界中の株式、債券、REITに投資する「eMAXISバランス(8資産均等型)」もいい。1本持つだけで幅広い分散投資ができ、相場の急落時などはこの1本を売れば済むというのもメリットになる。

もうひとつ挙げるとしたら、家電の買い替え。わが家も十数年使った冷蔵庫を買い替え、容量は1.5倍、電気代は4割減になった。15年選手の冷蔵庫やエアコンなら、買い替え資金の投下で電気代半減に近い経済効果が期待できると思う。