ローンで家を買うと夫の死後は返済免除

「一般に定期保険(死亡保険)は10年更新が多いのですが、更新の際に従来と同じ保障にしようとすると、保険料は倍近くにハネ上がります。それで“こんなに高い保険料は払えない!”となるケースが多いのですが、必要保障額は10年前より減っているはずです。ですから、更新のたびに保障額を抑えた契約に見直していけばいいのです」(都倉氏)

あるいは、マイホームを購入するか賃貸住宅に住むかでも、事情は変わってくる。

住宅ローンを組んでマイホームを購入する場合、通常「団体信用生命保険」(団信)に加入する。これは契約者が完済前に死亡した場合、残債を保険によって保障する制度だ。

「つまり、住宅ローン契約者である夫が死亡してしまった場合に以降の返済は免除され、家族はそのままその家に住み続けることができます。よって将来の住宅費はリフォーム代金程度を見積もっておけばよく、その大半を必要保障額から差し引くことができるのです」(都倉氏)

◆学資保険はいらないか
子どもの教育費に備える保険商品といえば「学資保険」が思い浮かぶ人も多いだろう。だがこの商品、実は子どもを被保険者とした養老保険の一種で、最近は払込保険料>受取総額になっているものが多い。純粋に教育費の準備が目的なら給与天引きの財形貯蓄や積立預金が有利だが、人によっては“解約しづらく容易に手を出せない”という点でメリットがあるかも。(プレジデント編集部)
▼「夫婦+子ども2人」の保険を見直し!
【家族構成夫(会社員)45歳/妻43歳/子ども15歳、10歳
【住まい】持ち家【年収】700万円
→現状のプラン

検討したほうがいい 検討してもいい
凡例=[終]終身保障、[定]定期保障
◆夫の保険
【死亡保険】収入保障保険[定]
【医療保険】入院保険[終]入院時手術[終]先進医療[終]ガン診断時[終]ガン通院[終]
◆妻の保険
【医療保険】入院保険[終]入院時手術[終]先進医療[終]ガン診断時[終]ガン通院[終]