あなたの「読み取り力」チェックテスト:例題2

あなたは、法人向けに情報システムの提案を行う企業の営業マンです。下記記事から、(1)何を読み取り、(2)どんなアイデアを発想しますか。※記事中に登場する人名・企業名・商品名などはすべて架空のもの。

■企業内文書を一括検索 モーグルが7月から

インターネット検索サイト最大手の仏モーグルは、法人向け検索用サーバーの発売を7月より開始する。発売するのは検索用サーバー「モーグルエンジン5.0」。企業に蓄積される膨大な文書から、目的に合った情報を効率的に検索することが可能になる。

同社はこれまでに法人向け検索用サーバーをテスト版として無償公開していた。「モーグルエンジン5.0」は従来商品より検索能力を約100倍に増強し、企業内に分散するデータベースから一括して検索結果を表示できるように改善を図った。すでに世界5カ国で販売されている。

同社は、大量の個人データを抱える保険業界などでの受注を狙う。日本での販売価格は、2年間で350万円程度になる見込み。

<記事から何を読み取るか>
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インターネットの検索技術で世界をリードしてきたモーグルが、これまでにターゲットとしていたのは個人ユーザー。ところが、新商品のターゲットは法人。当然、モーグルには法人営業のノウハウはあまりなく、販売力強化が課題である。この点を読み取ることができるかがポイントとなる。

(構成=大塚常好)